オーバーホール

2014.4.7

一般的に、機械式の時計のオーバーホールは、5年毎にしたほうがいいということです。
ただ、結構高額なので、なるべく頻度は落としたいですよね。今回は、なんと8年ぶりです。

機械式時計のROLEX GMT Master 2をLinkIcon日本ロレックス(東京)でオーバーホールしてきました。
場所は東京駅の丸の内です。(受付時間は月〜金の9:00〜16:30)

時計本体が偽物とか、内部に日本ロレックスじゃない部品を多数使っていると、オーバーホールを断られるということなので、ちょっと緊張。

早速、受付にオーバーホールしたいと告げて、GMT Master 2を渡して、30分程待ちました。
ブレス、ベズルを外した状態で、いろいろと説明してくれました。

  • 風防(ガラス)の端にキズがあるが、防水性能には影響ない
  • リューズは交換になります
  • チューブ(リューズのところ)は交換になります
  • バネ棒も腐食しているので交換になります
  • ベズルリングと24時間文字盤は交換できます(有料)

で、明細(税抜き)を見ると、

  • オーバーホール料金  45,000円
  • リューズ交換     7,000円
  • チューブ交換     2,500円
  • ベゼル交換      21,000円
  • 24時間文字盤交換    8,000円
  • クラスプ用バネ棒交換 500円
  • バネ棒交換(2本)   1,000円
  • 内部部品交換     5,000円

と、トータル90,000円となりました。ひぇーという料金ですが、長く使うためには仕方ないですね。
でもまあ、かなりハードに使ってきたんですが、大きなダメージは受けていなかったので、一安心。

期間は、丁度1ヶ月ということでした。(以外と早いですね)
以前、ロレックス量販店でオーバーホールしたら、2ヶ月と9日もかかってしまったので、覚悟はしていたんですけどね。

それから、ポリッシュ(研磨)は無料なので、ベゼルも交換することもあり、今回は初めて頼むことにしました。

1ヶ月後、受け取りは、受付してから、10分程度で完了。


受け取ったGMT Master 2

小さなキズは消えて、ほぼ新品同様となりました。大きなキズは小さなキズとして残っていますけどね。

「腕にはめて帰りますか?それとも持って帰りますか?」という問いかけに、「持って帰ります」と伝えると、


入れ物

に入れてくれました。
保証期間は2年間ということでした。さすがに、高いだけあって、保証期間は長いですね。



国際サービス保証書

それから、使用上の注意として、


ロレックスを正しくお使いいただくために

をもらいました。
知っている人は知っていると思いますが、カレンダー(日付)の早送り修正してはいけない時間帯があるんですね。
わたしが知っていた時間帯とちょっと違いますね。
わたしが、知っていたのは、

  • 午後4時〜午前8時にカレンダーを修正してはいけない

ということだったんですが、正しくは、

  • 午前0時〜午前6時までの6時間
  • 針を逆方向に回した場合は、日付が変わってから、午後4時までの8時間

ということみたいです。(おそらく、時計メーカーによって違うんじゃないかな)
まあ、針を逆に回すことはほとんどないので、午前0時〜午前6時を気をつければいいですね。

それと、日差について、質問をしてみました。
「どのくらいの日差になったら、調整してくるのですか?」
と聞きましたら、
「日本ロレックスでは、一日に、+10秒、もしくは、-1秒以内が保証となります」
ということでした。
受け取ってから、1週間以上が経ちますが、現時点では日差+1秒程ですから、かなり正確ですね。

最後に、今回、ベゼルリングを交換したのは、数年前に石のブレスレッドを時計と同じ腕に装着していたら、ベゼルリングのギザギザ部分が削れてしまったんですよ。(削れていることになかなか気付かず、かなりショックを受けました)
なので、時計と同じ腕にブレスレッドは絶対にしないほうがいいです。

電池、Oリング交換

2014.2.3

注文していたOリング(パッキン)とシリコングリスが届きました。


LinkIcon腕時計の裏ぶた用ゴムパッキン30種各3本計90本セット(2014.2.2時点の金額は1,900円)

このOリングは、フラットタイプで、30種の径が3本づつ入っています。SEIKOダイバーとTAG HEUERダイバーのOリングを測定して、大丈夫そうなので、注文しました。ほんとはピンポイントに単品で注文したかったんですが、無かったんですね。

で、Oリングに必要なのが、


LinkIconSEIKO シリコングリス50 潤滑剤(2014.2.2時点の金額は890円)

のシリコングリスですね。ちょっと高かったですが、しかたないですね。

まず、SEIKOダイバーのOリングを外してみました。


SEIKOダイバーのOリング

サイズを正確に測定して、探したんですが、このサイズが無い...orz
近いサイズはあるんですが、微妙に違うんですね。それを無理矢理入れようとしてもダメでした...orz


右が新しいOリング


使ったOリング

で、苦肉の策として、小さめのサイズを選んで、引っ張って伸ばすことにしました。10分ぐらい伸ばしておき、何とか装着できるようになりました。ほっ...

電池が入っている端子がちょっと腐食していたので、ちょっとクリーニング(鉄のピンセットで擦っただけです)して、電池を装着。


電池を装着したところ

このあと、Oリングが入っていたところに、シリコングリスを爪楊枝で塗って、Oリングを装着。さらに、Oリングの上にシリコングリスを塗って、蓋を締めて完了です。

電池交換だけなら、超簡単なんですが、Oリングのサイズが合わなかったのは誤算でした。
問題は防水性能がどうかということろですね。こればっかりは使ってみないと何とも言えませんね。

2014.1.20

先日、ヨドバシカメラへ同居人の持っている海外ブランドのクォーツ時計の電池交換に行ったんですが、店員さんが言いました、

  • この時計はメーカーにて電池交換になります(2,000円ぐらいかかります)
  • 場合によっては、オーバーホールになる可能性もあります。(その場合、4万円ぐらいかかります)

ですと。

ちょっと前までは、その場で電池交換してくれたんですが、最近は厳しくなったんですね。
それにしても、単なるクォーツで、5年毎のオーバーホールって、大げさですよね。しかも、4万円だなんて、機械式時計じゃあるまいしね。まったく...
わたしが持っている他のクォーツ時計なんか、ん十年ぐらい問題なく動作してるっていうのに...

で、かなり古いダイバーのクォーツを2つ程持っているんですが、今更オーバーホールする気はないので、自分で電池交換することにしました。(今までは、1,500円ぐらい出して、交換してもらってました)
メーカーに行ったら、間違いなくオーバーホールになってしまいますからね。

もちろん、簡単に交換というわけにいかないので、工具も買ってしまいました。


LinkIcon防水時計用裏蓋開け器 3点支持オープナー&固定台セット

Amazonにて、960円(2014.1.19価格)で注文して、届いたのが、これです。

作りは今イチですが、基本的な動作は問題ありませんね。

で、早速、SEIKO DIVERとTAG HEUERの裏蓋を開けてみました。ちょっと力はいりますが、問題なく開きました。


SEIKO DIVER

TAG HEUER

で、それぞれの電池を調べました。

  • SEIKO DIVER SR726SW(Amazonで調べたら、5個で690円とかありましたね。安い)
  • TAG HEUER  SR927W(これも5個で720円とかありました)


それと、Oリング(ゴムのパッキンです)の交換は購入してから、一度もやっていなかったので、この機会にやろうと思い、探しました。30種類のパッキンが3本ずつ入っているのはあるんですが、単品ではないんですね。仕方ないので、


LinkIcon腕時計の裏ぶた用ゴムパッキン30種各3本計90本セット

を買ってしまいました。(Amazonで、1,980円/2014.1.19価格)

それと、


LinkIconSEIKO シリコングリス50 潤滑剤

もOリングを交換するのに必要なので、買ってしまいました。(Amazonで、890円/2014.1.19価格)

しかし、自分で交換すれば、かなり安上がりですよね。新品の高額な時計だと不安ですが、ん十年も使った時計なら、浸水しても諦められますからね。

まだ、注文したモノが届いていないので、続きはまた後日。


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